2021 Fall Workshop PPT Slides

Theme: Project Based Language Learning

Keynote Speaker: Dr. Masako Douglas, Professor Emerita, California State University, Long Beach

Date: Sunday, October 24, 2021

Workshop Presentation Summary

外国語教育のアプローチの変遷をみると、1990年代初頭に「言語教える」というアプローチに「言語教える」というアプローチが加わりました。アカデミックな内容を第二言語で学ぶという考え方は、昔からラテン語が学習言語として使われていたように、決して新しい考え方ではありませんが、外国語教育に体系的に組み込まれ始めたのが1990年代ということになり、この時期に内容重視の教え方(Content Based Instruction)が提唱され始めました。プロジェクト型言語学習(Project Based Language Learning)もこの内容重視のアプローチの一つと考えられます。今日では、プロジェクト学習、プロジェクトアプローチ、プロジェクト型言語学習などさまざまな用語が使われています。これらの用語は学習の原理や内容が全く違うのですが、ともすれば同義語として使われてるのをよく見かけます。

当研修会では、プロジェクト型のアプローチの原理を、体系的かつ明確に提示しているPBLL型アプローチを取り上げ、参加される方々と一緒に考えていきたいと思います。研修会の内容は、PBLL型アプローチ体験、PBLL型アプローチの効果と学習者の「学び」について、PBLL型アプローチの原理、PBLL型アプローチの実例の紹介、そして、初級から上級の各レベルでこのアプローチを使う場合の調整の仕方についての5つのトピックとなります。PBLL型アプローチは、一つのコースのカリキュラムの一部に使うという小さい規模のものから、一学期をかけて一つのプロジェクトを達成するという大きい規模のものまで、またコースの中に埋め込んでするものとコースの外でするものなど、いろいろな種類があります。また言語力の違うレベルや、言語力の違う学習者が混ざっているコースに対応しやすく、柔軟性の高いアプローチですので、参加者の皆様がご自分のコースで使える形態をこの研修の中で考えていただければと思います。

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